到来する冬に備えて“馬油クリーム”なるものを調達しました。(下の本は、オーディオ誌なので本文とは関係ありません)。。。
気温が下がると皮脂の分泌量が減少します。さらに、冬季は年間で最も湿度が低くなり、夏季と比べて20~30%下がります。。。湿度とは、水蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したものです。気温が低くなると飽和水蒸気量 も低くなるので、冬季の水蒸気量は夏季に比べて思った以上に少なくなるのですね。。。皮脂の分泌量が減少し、かつ大気中の水蒸気量も減少するので、皮膚はますます乾燥しやすくなるわけです。
馬油の成分については以前述べましたが、この馬油クリームの特徴は次のとおりだそうです。
①強力な浸透力
馬油には不飽和脂肪酸のリノレン酸が多く含まれているので、顔や手足、肌に付けると速やかに内部に染みこむ性質を持っている。
(早速使ってみましたが、ザラザラ感が少しありました。このメーカの馬油は体温よりも少し低い温度(30度~32度程度)で液状に変化し、これがゆっくり固化したときに馬油の性質上ザラザラ感が出ることがあるらしいです。湯煎して急冷すると滑らかな状態に戻るとのことです)。
②抗酸化作用・抗アレルギー作用・殺菌作用
リノレン酸には抗炎症作用や抗アレルギー作用があることが研究で明らかになっている。また油膜で外部と遮断することにより酸化を防ぐ。
③炎症を鎮める
馬油は昔から火傷の薬として用いられていて、皮膚の炎症を鎮め穏やかにする。
(子供の頃、ビンに入った黄茶系色の油あぶらしたクリームが家に置いてありました。いま思えばそれがそうかもしれません)。
④保湿・血液循環の促進
馬油は伸びがよく広範囲に素早く膜を張って保湿する。
⑤馬油は植物性脂肪と動物性脂肪との中間
馬油に含まれる不飽和脂肪酸は63%を示し、これは魚と動物の肉の中間的な性質といえる。
⑥馬油は安定した油脂
一般的に不飽和脂肪酸は不安定で酸化しやすいといわれているが、馬油にはビタミンEを多く含んでいいるため酸化しにくく、安定しているという特徴がある。
不飽和脂肪酸は、アジ、サバ、イワシ、サンマなど背の青い魚(青魚)に多く含まれており、人にとっても重要な脂質であることはご存知と思います。したがって不飽和脂肪酸が多い馬油も人体にとって有用と言われているのですね。この馬油クリーム、しばらく使ってみようと思います。
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