銀イオン(Ag+)が効くらしい。。。
キーボードやマウスなどの掃除には、このようなウェットクリーニングティッシュを使っています。
以前、“消毒用エタノール”についてブログで触れましたが、銀イオン配合のクリーニングティッシュをネットで見つけたので興味がてら買ってみました。
銀イオンに殺菌効果があるらしいことは、むかし社員寮の風呂に浴場用銀イオン殺菌装置が取り付けてあったのでなんとなく知っていましたが、その原理については無関心でした。
銀イオンの殺菌原理は、現在においてもまだ完全には解明しきれておらず、次の3つの説が複合的に作用しているものと考えられているそうです。
①活性酸素説
銀イオンの触媒作用で水中の溶存酸素(O2)が活性酸素に変化し、その活性酸素が細菌の細胞壁に穴を開け、中の細胞質が穴から流出して微生物が死滅します。
②酵素障害説
細菌よりずっと小さな銀イオンは細菌内部に容易に侵入し、さらに、栄養摂取をつかさどる酵素の中に侵入して酵素の働きを停止させます。栄養を摂取できなくなった細菌はやがて死滅します。
③細胞分裂停止説
銀イオンが細菌の細胞分裂を妨害するため、増殖できずに死滅します。
細菌は増殖する際に、DNAの二重鎖を分離させて細胞分裂します。二重鎖の橋渡しをしている水素結合部分が銀イオンに代わるとDNAは分離することができなくなります。
中世ヨーロッパでは、井戸に銀の硬貨を沈めたり、銀の壺に飲料水を貯めていたりしていたそうです。
(参考)
・殺菌:菌を殺すことですが、対象とする菌や程度(量)を特定しません。
・除菌:対象物から菌を除いたり排除すること。必ずしも菌を殺すとは限りません。
ベンリーゼといわれる不織布のテッシュは裂けたり破れたりしにくい材質で、使い勝手は良好です。
主成分は、銀イオンの他にエタノール、緑茶エキス(消臭効果)、さとうきび抽出エキス(消臭効果)などが記載されていました。
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