住吉鳥居前停留場( 住吉大社 )
大阪出張の折、翌土曜日に故郷を歩いてきました。
大阪なら日帰り出張が常ですが、今回は大切な用事があり、午前中にそれを済ませて、いざフリータイムへ。
天王寺駅前から乗車したのは、高校生の時分によく利用した阪堺電車阪堺線、そう“ちんちん電車”です。
天王寺駅界隈は随分と様変わりしましたが、松虫駅を過ぎた辺りから懐かしい線路沿いの光景が目に飛び込んできました。
母校の住吉高校に入る路地を横目に北畠駅を通り過ぎ、向かったのは“すみよっさん”こと住吉大社です。
今回の相棒はコンデジのDMC-LX3。
いまにも降りそうな曇り空でしたが、思い出を切り取ってきました。
住吉大社は、全国に約2,300社ある住吉神社の総本社であり、下関の住吉神社、博多の住吉神社とともに“日本三大住吉”と言われているそうな。
子供の頃は縁日のお祭りにはしゃいでばかりいたのですが、成人してから住吉大社を訪れたのは、大阪を遠く離れてから今回が初めてのように思います。
これが、かの有名な“太鼓橋(たいこばし)”。正式には“反橋(そりはし)”といいます。
登りはヨイヨイ(とまではいきませんが)、降りるのは怖い…
地元の方は幼少のころ、降りるにつれてきつくなる勾配に恐怖を感じた方も多いのでは ('ー')
偶然にも、神前結婚式が執り行われていました。
ジューン・ブライド(June bride)ですね。
古式ゆかしい婚礼に出会い、なんだかいいことがありそう…(*^-^)
住吉大社には、第一本宮から第四本宮まで4棟の御本殿があります。
“住吉造”と呼ばれる建築は、神社建築史上最古の様式の一つといわれているそうで、いずれも国宝建造物に指定されています。
写真(上)は第三本宮殿になります。
先ほどと同じく第三本宮殿の写真ですが、その後ろに第二本宮殿、第一本宮殿と続きます。
第三本宮殿の右側は第四本宮殿です。
つまり、第一本宮から第三本宮までは直列、第三本宮と第四本宮は並列に配置されていて、全国的にもたいへん珍しい建築配置だそうです。
住吉鳥居の前でポーズ (*^-゚)vィェィ♪
この鳥居、柱が四角柱なんですよ。
角鳥居 (かくとりい) とも呼ばれていて、これもまたたいへん珍しいのだとか。
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6月の土曜の午後、訪れる人も少なく静かな境内に郷愁を覚えながらも、子供の頃には感じ得なかった住吉大社の雄大さをあらためて実感できた良い旅でした。
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