SENNHEISERのHD660Sで音楽を聴くときに使っているヘッドホンアンプが、TEACの HA-501-SP です。AccuphaseのCDプレーヤーDP-430とバランス接続しています。インターコネクトケーブルは純正のASLC-10を使用。ヘッドホン端子にはAcoustic ReviveのFNS-PHONEを装着しています。壁コンセント、電源ボックス、電源ケーブルなども、ノイズ対策に適したアクセサリー類を導入してあります。なお、HA-501-SPのダンピングファクターセレクターの設定はMIDです。
これらのリスニング環境で聴くサウンドの特徴は、まず背景がとても静かなことが挙げられます。S/Nが良いと、繊細な音やその余韻をはっきりと感じ取ることができます。
音質はニュートラルな傾向です。帯域のどこかが強調されるようなことはなく、バランス良く再生れています。そして印象的なのは「きれいな音」です。なんだか味も素っ気もないようにとれますが、私の中では音楽鑑賞において重要な要素です。
「きれいな音」というのは、ノイズや振動などの悪影響を極力排除した歪感のないクリアな音、これが個人的な概念です。この「きれいな音」は、特に高域の再生に効いてきます。PCオーディオで試行錯誤してきた経験もあるのですが、高域の清澄さ(歪の無さ加減)は音楽そのものの良し悪しを大きく左右します。音楽的に感動するソースなのに、雑味を感じるがために聴き疲れが生じたり、ひどい場合は聴くに堪えない事態になることも。
背景が静かで音がきれいですと、その音のニュアンスまで把握できます。音楽への没入感が高まり、感動の度合いが高まります。
HA-501-SPは、Phile webのレビューにありますように、高音質化のための機構が意欲的に取り入れられています。ヘッドホン再生に特化した数少ないアンプ類の中でも、普及価格帯に位置するHA-501-SPは、コストパフォーマンスがとても高い商品だと思います。
DP-430との組み合わせは、価格的にはアンマッチですが、その相性は、出音で判断する限りマイナスになるような要素はありません。HA-501-SPより上のクラスとなると、ラックスマンのP-750uがあります。実勢価格に4倍ほどの開きがあるので回路や機能にかけているコストも相応とすれば、より洗練された音が出てくるのでしょうか…一度聴いてみたいものです。
HA-501-SPのヘッドホン出力端子は、6.3mmのアンバランス1系統のみです。ヘンドホンをバランス接続したい方には向いていませんが、私の場合は、冒頭で述べましたようにファインメット マルチノイズ サプレッサーFNS-PHONEをHD660Sに装着しているので、アンバランス出力のみで支障ありません。
オーディオ機器は上を見ればキリがありません。それより、電源系統やインターコネクトケーブルなどへのアクセサリー対策で足元を固めてノイズ低減と導通特性の向上を図り、オーディオ機器本来の性能を発揮させて見極めることも大事なことと思います。
HA-501-SPを導入して早5か月。良い音楽を良い音質で聴かせてくれています。
こんにちは。お便りたいへんありがとうございます!!! 水谷さんのコメントでおよそ10年前の記憶が蘇ってきました。あのときの岐阜城からの眺めは格別でした。 昭和26年の写真はとても貴重な画ですね。非常事態宣言も解除されたようですので、暑さにお気をつけて是非楽しんでいらしてくださいませ。
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