音楽三昧/oyaide OR-800ADVANCE…

IMGP2612

このところずっと、時間があれば音楽を聴いていたので、ブログの更新が滞っていました。

4月ごろからPCオーディオに夢中になり、音質向上を目的に装置やアクセサリーを揃えてきたのは従前のブログに記したとおりです。
最終的には上流側から次のような組み合わせになりました。

デスクトップPC
②USBアクセサリー(SAEC USB-FIT
➂USBケーブル(KRIPTON UC-HRP1.5)
④USBアクセサリー(iFi-Audio iPurifire2
⑤DAC(Audinst HUD-DX1
・OPをデフォルトのMUSES8920からMUSES01に換装
・付属のスイッチング式ACアダプターをトランス式安定化電源( DC15V 2Aのカスタム品:写真上)に変更
⑥イヤホン(SENNHEISER IE80
・リケーブル(Song’s-Audio UNIVERSE Pro
⑦音楽再生ソフト(Signalyst HQPlayer Ver.3

手を加えていく度に音質は総じて改善するのですが、多様なジャンルのソースを聴いていると、曲によっては高域の歪み感が最後まで拭い取れずに不満が残る点もありました。
PCオーディオには、これにていったん終止符を打ちます。

DACを最新鋭LUXMANのDA-150Ayre”CODEX”などの上位にグレードアップすればさらに良くなるのでしょうけれど、PCを介在する方法での音楽鑑賞は、いろいろ処置を施そうにもつまるところ、音質ではピュアオーディオに並ぶことはできないのではなかろうか という思いがします。

聴きたい音楽がCDやSACDのパッケージ商品には無く、どうしてもインターネット配信(ハイレゾ)でしか手に入らない場合には、逸品館のAIRBOWコンセプトのようなネットワークプレーヤーをオーディオ機器に組み入れるのが好適だという気がします。

imgp2662

さて、9月中旬からピュアオーディオに回帰しました。

半年以上触れていなかったのですが、いざ電源をいれてクラシック音楽のCDを再生してみると、「あれっ なんだかおかしいぞ!? 高域が歪んでいる!!」。
「機器内部のパーツ類が劣化したんだろうか?」と、突拍子もない憶測に狼狽えながらケーブル類を確認してみると、なんとスピーカー端子が緩んでいました。

この際、少しメンテしてみようと思い立ち、スピーカーケーブルを剥き直し、さらにRCAケーブルを新しいものに換えました。

いままで使っていたRCAケーブルは、確か25年以上前に大阪日本橋で購入したMONITOR-PC社製で、当時7,000円程度だったと思います(型式不明)。
これをortofonのAC-3800Silverに付け換えたのですが、それがきっかけで電線病が発症することになろうとは思いもよりませんでした。

AC-3800Silverは、特に可もなく不可もなくといった個人的な評価ですが、管弦楽のフォルティッシモパートでは高域が少し軽やかに奏でられる印象を受けました。
ただ僕にとって少し抑え気味の高域は、交響曲などを聴いているとだんだん物足りなく感じてきました。

「もう少しグレードの高いケーブルに換えてみたら改善するのではないだろうか!?」という期待がいつしか思い込みに変化し、居ても立ってもいられない状況でネットやオーディオ雑誌をサーフィンしながら辿り着いたのは、oyaideのACROSS750RRV2でした。

そのACROSS750RRV2のファーストインプレッションを、僕のtweetから引用します。
「アンプとCDPを結ぶRCAケーブルを、ortofonのAC-3800SilverからoyaideのACROSS750RRV2に換えてみました。ジャズのベースが弾み、オーケストラの低域の押し出しが強くなり、弦楽器や金管の高域が伸びやかになり、フォーカスもより明確になりました。」

やっぱりケーブルで音が変わるんです。
まるで魔物のように“一度取り憑かれると骨の髄までしゃぶられる”という脅威(?)の電線病ですが、自分の思いと裏腹に、次に目が行ってしまったのはなぜだかスピーカーケーブルでした

スピーカーケーブルはAETの6N-14Gです。
今となっては生産完了モデルですが、コスパの高いケーブルとして名の知れた逸品でした。
随分と長い間使ってきましたが、特に不満を感じたことはありませんでした。

電線病に伝染するまでは(笑)…

imgp2671

電線病にかかったら対症療法はありません。
ネットで諸兄の体験談を拝見するに、とりあえずケーブルを買い替えて様子を見るしかなさそうです。

という冗談はさておき、1,200円/mの6N-14Gから5,000~10,000円/mのケーブルに換えてみたら音はどれだけ変わるのだろうか という純真無垢な好奇心もありました。

各社ケーブルの特長、端子の種類、端子の良し悪しなどを一から情報収集し、最終的に決めたのはoyaideのOR-800 ADVANCEでした(写真 上)
梱包から取り出した最初の感想は、「太いっ! 太すぎる!!」。
物量から見てもコストがかかっているのがわかります。

それではOR-800ADVANCEのファーストインプレッション、前述同様tweetからどうぞ。

・「OR-800ADVANCEなんとか接続完了しました。これまでAETの6N-14Gだったので、その太さに驚いたのと、とりまわしが大変でした。ちなみに端子はYラグで、バイワイヤリングです。さあ、ようやく音の確認です!」

・「ベートーヴェン第6番田園(アシュケナージ)での音質確認。重心が下がりました。低域のエネルギーが増し、相乗してオーケストラ全体の音の厚みも増しました。小音量でも音がやせません。弦楽、金管のff時の高域は、耳につくような刺々しさが和らぎました。解像感は明らかに向上しました。」

・「何度か聴いて感じたことだけど、背景がより静かになった印象を受けました。それから音楽鑑賞で重要な要素の一つだと思うのだけど、受動的な姿勢で音楽を楽しめるようになりました。こちらから聴きに行かなくてもスピーカーの方から音の情報が押し寄せてくるというような感じです。」

・「スピーカーケーブル交換してほんとに良かった。OR-800Aは僕にとっては高級ケーブルの部類。アンドレ ギャニオンなどはスピーカーが消えてしまうような音の広がりをみせます。もっと早くにケーブルに投資してれば というくらいの変わり様です。」

第三者の俯瞰目線でみても、至極感動している様子がうかがえます。

imgp2673

そもそもケーブルは信号を伝送する媒体であり、オーディオ用途においては音声信号を伝送する重要な役割を担っています。
信号を伝送する能力の良し悪しは、いかにロスすることなく、いかに外来影響を受けることなく、いかにピュアな状態で伝送を完了させるかに因るところが大きいのですが、各社とも独自技術、マテリアルの投入により差別化を図っています。

上には上があります。
さすがに10万円以上もするケーブルには手が出せません。
そういった心理状況から察するに、電線病は初期の段階で完治したと言ってよいでしょう。

「あれっ! アキュフェーズからオーディオ用電源コードが単品で販売されている!!!」
「ゾノトーンの7NAC-Granster 5000αて、どんな音がするんだろう???」…

※電線病という言葉はあまり聞こえがよくないですが、自作マニアの方も含めて音質に対する飽くなき探求心と言った方が、本来の解釈としては正しいのかな思います。写真撮影愛好家の間ではレンズ沼という言葉があるように、ケーブル一つとっても各々個性があるので、その違いを楽しむのもオーディオの醍醐味でしょう。


関連記事

  1. 音量 The Sound Volume

    2010-07-19

  2. E-350 / 憧れのAccuphase

    2010-09-30

  3. iPurifire2の制振…

    2018-09-22

  4. DA-310USBの高音質化…

    2018-07-23

コメントをお待ちしています。

コメント

ABOUT

趣味や関心があることを題材に、体験談や感想などをエッセイ風に書いています。どうぞよろしくお願いいたします。m(._.)m

最近のコメント

  1. こんにちは。お便りたいへんありがとうございます!!! 水谷さんのコメントでおよそ10年前の記憶が蘇ってきました。あのときの岐阜城からの眺めは格別でした。 昭和26年の写真はとても貴重な画ですね。非常事態宣言も解除されたようですので、暑さにお気をつけて是非楽しんでいらしてくださいませ。

    • RiKKiE
    • 2020-05-14
  2. 岐阜城の記事を興味深く読みました。写真が明確で、内容が良く分かります。信長や秀吉の歴史的痕跡が多くあるのには驚愕です。岐阜城の天守閣からの眺望は、はるかかなたまで眺望でき、戦国時代ここから恐らく信長も天下統一を志したのでしょう。今度、女神像を観に行きたいと計画しています。数年前、この前で撮った写真が見つかりました。昭和26年頃撮ったもので、この写真を持って行きたいと思います。じっくり今昔の相違を確認したいと思います。

    • 水谷 成美
    • 2020-05-14
  3. お便り有難うございます。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 実を申しますと半年ほど前にHD660Sを購入しました。ある理由でHD650を分解したときにリード線を断ち切ってしまいまして。 銘機HD650の音質を本当に上回るのか疑心暗鬼でしたが、クラシック音楽の心地よい自然な高音の再現性は◎でした。 おっしゃるとおりアンプの選定には予算との兼ね合いで悩みました。いまでは、電源やケーブル類のアクセサリーも導入して、自分好みの音質になんとか仕上げることができました。 ヘッドホンによる音楽リスニングは、再生音質の良し悪しが一聴瞭然?なのでいろいろ試行錯誤しましたが、最近はもっぱら音楽鑑賞を楽しんでおります(^_^)。

    • RiKKiE
    • 2019-06-04
  4. 小生も万能機HD598を最初に買ってオールマイティ機によくある「どのジャンルもそこそこな性能」に 我慢できず3ヶ月でHD650に買い替えしました。 インピーダンスが300Ωと高いのでHPAを選びますねぇ~。Audio・gdのC2cという中華製H PAが相性よく、手放せません。

    • 杉ちゃん
    • 2019-05-29
  5. NHK交響楽団はあまり聴かないのですが、ドゥダメル氏の招聘が叶えばいいですね。篠崎史紀さんの演奏は聴いたことがありません。ごめんなさい。

    • RiKKiE
    • 2018-09-16
ページ上部へ戻る