優美な輝きを魅せる銅。。。
時の経過とともに黒褐色の酸化銅被膜を形成し、深く渋みのある美しさに変わっていくといいます。
電気伝導性、熱伝導性、展延性に優れ、抗菌性、耐食性を持ち合わせたこの金属は、私たちのごく身近なところで、さまざまな形態に姿を変えて使われています。
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珈琲のメジャーカップを新しく買ってきました。
以前使っていた鉄素地、ニッケルメッキのものが、ちょうど柄とカップの境目で破断してしまったのです。
今回は、見た目も少しゴージャスな銅製のメジャーカップにしてみました。
外観と質感が上質になれば、淹れる珈琲も心なしか上品な味わいになったように思いますw
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余談ですが、銅といえば緑青(ろくしょう)が昔よく取り沙汰されました。
緑青は塩基性炭酸銅といわれる化合物で、青緑色の錆です。
この錆が猛毒であると思っていた時期、そのように教育を受けた時期があったのですが、昭和58年には、緑青は毒物や劇物に含まれるような有害物ではないことが認められていたんですね。
(参考HP:安全な銅 社団法人日本銅センター)
厳密には、銅化合物の毒性は、水や人工腸液に対する溶解度の高いものほど毒性が強く、したがって緑青の主成分である塩基性炭酸銅は溶解度が小さいことにより、毒性は銅化合物の中で比較的弱いことが判明した…そうです。
(参考文献:緑青(塩基性炭酸銅)の毒性 社団法人日本食品衛生協会)
かといって緑青はその量に比例して毒性が生じることから、緑青が発生しないよう管理することが肝要です。
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