被写体に近づいて大きく写したい…
という願望が、我慢という境界線をとうとう超えてしまいました。
もう少し大きくとりたいというシチュエーションがこれまで幾度となくあったのですが、愛用の標準ズームレンズ“TAMRON SP AF17-50mm F2.8 Di II LD Aspherical [IF] ModelA16”では、焦点距離50mm、最大撮影倍率1:4.5、最短撮影距離27cmでの限界がありました。
そんなときに見つけたのが、SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACROです。
k-7 + TAMRON SP AF17-50mm F2.8 Di II LD Aspherical [IF] ModelA16で撮影。
2,004年7月発売ですが、いまだもってコストパフォーマンスが際立って高い人気のマクロレンズで、なんといっても実勢価格23,000円程度(希望小売価格37,000円)で購入できるのが魅力です。
基本スペックは、明るさF2.8、焦点距離50mm、最大撮影倍率1:1、最短撮影距離18.8cm。
最短撮影距離(カメラ本体の撮像素子面から被写体までの距離)18.8cmは、k-7に装着した場合、最大撮影倍率1:1でワーキングディスタンス(被写体からレンズ前面までの距離)が4cm程度でした。被写体と構図によりますが、そこまで寄ることができるんですね。
“マクロレンズ=近くに寄れるレンズ”ではないそうです。大きく写せることが特長です。対象とする被写体(近寄れるもの、寄れないもの)、画角の広い狭い、被写界深度の深い浅い(ボケ具合)等の条件により、マクロレンズの焦点距離を選定します。したがってこの50mmの標準マクロレンズは、中望遠や望遠マクロと比べると画角が広く、被写界深度が深いというのが特徴になります。
最大撮影倍率はどれくらい大きく写るかを示したスペックです。
例えば、最大撮影倍率が1:1(等倍)では1cmの被写体が撮像素子面に1cm、1:2(0.5倍)では1cmの被写体が撮像素子面に0.5cmで写ります。
ペンタックスk-7には23.4mm×15.6mmの撮像素子が使われているので、最大撮影倍率が1:1(等倍)のレンズを組み合わせれば、23.4mm×15.6mmの大きさの被写体を撮像素子面いっぱいのサイズで写せるということになります。
外観は艶消しの一般的な塗装のようです。レビューによれば、以前はザラザラとした感じの塗装だったようです。少しひんやりとして滑らかなさわり心地で、チープな感じはしません。
AFのモーター音はやはり大きいですね。私は気になりませんが、一生懸命合わせているなという実感がします。AFとMFは状況に応じて使い分けています。
ねじ込み式のレンズフードが付属していますが、レンズフードを付けているとレンズキャップをはめることができません。レンズとレンズフードの間、またはレンズフードの先端にフィルターを付けるしかないのでしょうか。。。
いずれにしてもこのレンズにより撮影のバリエーションが広がりますのでこれからが楽しみです。レンズの実力を引き出せるよう勉強したいと思います。
k-7 + SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACROで撮影。
この時期にまだ朝顔は咲くのですね。おしべにピントを合わせました。手持ち、AFです。
(F4.0 1/100 ISO400)
k-7 + SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACROで撮影。
赤い唐辛子の先端にピントを合わせました。手持ち、AFです。
(F3.2 1/500 ISO400)
k-7 + SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACROで撮影。
レンズの「LEICA」の“LE”にピントを合わせました。三脚、MFです。
(F3.5 1/4 ISO400)
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