勉強や仕事をして頭(頭脳)を使っていると甘いものが欲しくなることがあります。
これは、脳の唯一のエネルギー源であるグルコース(ブドウ糖)が不足してくるからです。脳を働かせるために必要な栄養素はさまざまですが、エネルギー源として使えるのはグルコースだけです。血液脳関門という障壁によって、グルコース、アミノ酸などの神経活動のエネルギー源となる栄養素が選択的に脳内に輸送される仕組みになっています。
健常者の血糖値(血液中のブドウ糖濃度)は約80~100mg/dl(空腹時)が正常範囲で、インスリン(血糖を下げる)とグルカゴン(血糖を上げる)などの重要なホルモンによって調整されています。
食事をとることによって血液中に流入したグルコースや脂肪酸は、それぞれグリコーゲンや中性脂肪という形に合成されて貯蔵されます。この貯蔵を指令するホルモンがインスリンです。一方、食後時間が経過して血糖値が下がってくると、今度はグルカゴンというホルモンの指令によってグリコーゲンや中性脂肪がグルコースや脂肪酸に分解されてエネルギー源として使われます。
グリコーゲンは肝臓や筋細胞などに貯蔵されます。血糖値が下がると、肝臓はグルコースを血液中に放出します。また、筋細胞に貯えられたグリコーゲンは運動したときなどのエネルギー源に使われます。
必要以上に摂取したグルコースは肝臓や筋細胞でグリコーゲンとして貯えきれず、余った分は脂肪細胞に格納されます。この脂肪細胞で構成される組織は脂肪組織といわれ、皮膚の下についた脂肪組織が皮下脂肪、内臓の周囲やすき間についた脂肪組織が内臓脂肪です。
いったん脂肪に変わってしまうと、再びグルコースになることは出来きません。
だいぶ前置きが長くなってしまいました。
グルコース(ブドウ糖)が不足すると、脳に必要なエネルギーが足りずに思考能力が低下し、集中力が欠けたりして勉強や仕事がはかどらなくなることもあります。
そういうときに間食で糖分(糖質の種類のこと)を補給する場合には、お菓子などは避けて果物など食事で不足しがちな栄養素を同時に補える食品を選ぶのが良いそうです。
糖質(炭水化物)は人間の重要なエネルギー源であり、分解されて最終的にブドウ糖になりますが、必要以上に摂取すると脂肪としての蓄積が増え、肥満の原因になります。
以上、自分への戒めのため、初心に帰って調べてみました。
体重が減ったのをいいことに調子にのって食べてたら、最近お腹に脂肪が付き始めました。
「最近またたるんできたね」と子供に指摘されショック。。。
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