なんともきれいなメロディー…
ギター用に編曲されたこの曲を初めて聴いたときにひときわ感じました。
“聖母の御子/El Noi de la Mare”はスペイン カタルーニャ地方のクリスマスキャロルで、カタルーニャのギタリスト・作曲家ミゲル・リョベート(Miguel Llobet,1,878~1,938年)が故郷の美しい民謡をギター用に編曲したものです。
クリスマス・イブからクリスマスにかけて愛唱された賛美歌で、「聖母様(お母さん)のかわいい坊やに何を差し上げましょう。干し葡萄(ぶどう)、いちじく、クルミにオリーブ…今宵は冷えるので上掛けをあげましょうか。そして歌も謡ってあげましょう…」というような歌詞を持っているそうです。
救世主キリストの誕生を祝い歌われるのが賛美歌の起源ですが、広義には母性愛を純真に謳った曲のようにも思われます。
甘美なメロディーは心に染み入ります。
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