先週土曜日の朝刊に、電気ケトルの広告が紙面1枚を使って掲載されていました。広告はT-fal(ティファール)…仏の有名な調理器具ブランドです。
休日在宅時には1日に4~5杯の珈琲を淹れますが、都度マグカップ1杯分を電子レンジで沸かしています。広告で惹かれたのは、“カップ1杯分(140ml)を約50秒で沸かします。”というキャッチフレーズでした。我が家の電子レンジだと時間がかかり、ドリッパー、計量などの準備が終わってもしばし待たされます。それに、消費エネルギーから見ても非効率ではないだろうかと思っていたところでした。
電気ケトルは、海外ブランドT-falはもとよりJapanブランドからも発売されています。価格.comの売れ筋ランキングでは、T-fal、東芝、タイガー、象印などが上位を占めているようです。価格も0.8リットル以下の容量なら実勢5,000円以下で買えることもわかりました。
ユーザーレビューやクチコミから、購入時の主な検討ポイントを私なりに列挙してみます。
①内容器の材質…プラスチック、ステンレス、フッ素加工などがあります。
②蓋が外せるか、外せないか…外せると手入れがし易いというメリットがあります。
③転倒時の流水防止構造の有無…万一転倒した際に漏れにくい構造にしてあるかどうか。
④外容器の材質…外側の材質のことですが、プラスチック、ステンレスなどがあります。デザイン的な要素もあるようです。
⑤自動電源オフ機能の有無…沸騰すると自動的にスイッチをオフにして電源が切れるかどうか。
⑥空だき防止機能の有無
⑦注ぎ口からの流れ方…なめらかに注げるかどうか。(あえてここをポイントに謳(うた)っている機種もあります)。
⑧操作性…取っ手の形状、各種スイッチの位置など
①~⑧までを総合的に考慮して、写真のタイガー製電気ケトル(PFY-A060WA:0.6リットル)にしました。絞込みに際しての要件は①②③でした。内側の容器の材質は“ステンレス(+フッ素加工)”で、かつ蓋が外せること、そして転倒流水防止構造になっていることです。
安全面の⑤と⑥の機能も有しています。⑦については特に謳っていませんが、暴れるなどのクチコミ苦情は見当たりませんでした。
また、肝心の湯沸し時間ですが、コーヒーカップ1杯分(140ml)が約70秒ということです。
最後に、これまで使っていた電子レンジとの電気代比較をしてみます。大きめのマグカップ1杯分約300cc(0.3リットル)を沸騰させた場合で単純試算による比較です。電力量料金単価は1kWhにつき23円としました。
・電子レンジの場合
沸騰に要した時間:実測約5分 定格消費電力:990W
(5/60)×(990/1,000)×23=1.9円
・電気ケトルPFY-A060WAの場合
沸騰に要した時間:実測約2分6秒 定格消費電力:1,300W
(126/3,600)×(1,300/1,000)×23=1.05円
省エネ的にも現状より改善されるようです。回収という概念で評価すると最低5,600杯分沸かさないといけませんが、湯沸き待ち時間の短縮という質的評価もプラスして“買って良かった”と思います。ケトルのスイッチを入れ、ドリップの準備をし終わるとちょうど湯が沸くので、一連の流れで珈琲を淹れることができるようになりました。
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