DENONのUSB-DAC / ヘッドホンアンプ DA-310USB を導入して3ヶ月が経過しました。
清澄な空間と広がる音場、滑らかな質感と明確な音像、きめ細やかな高域の伸び…音質にはたいへん満足しています。
というのも、高音質化のアクセサリーをいくつか追加しました。これにより、DA-310USB本来の性能を引き出せたのではないかと思っています。
いずれもノイズの低減に貢献すると謳われているもので、音声信号に与えるノイズの影響がいかに深刻であるかを改めて認識しました。
導入したアクセサリーは、音声信号側に二つ、電源ライン側に一つです。
①ipurifier2
PCとUSB DACの間に接続して使います。
軍事用レーダー技術を応用したアクティブ・ノイズ・キャンセレーションでノイズを減少させ、音声信号を再クロック、再生成、反復させることでジッターとDCオフセットを除去するというハイテクアクセサリーです。
以前使っていたのですが手放してしまって、再度購入しました。
ノイズフロアが低減され明らかに情報量が増えました。
(本記事の執筆時点では、後継機種のipurifier3が発売されています)。
②UC-HR1.0
「電源線と信号線の間に特殊形状のセパレーターを入れる事で、0-5V(デジタル信号0,1)の電位差を持ち、かつデジタルノイズが入りやすい信号線とパソコン本体の電源が共通な電源線にはデジタルノイズが乗っているので、この電源線と信号線を分離遮蔽することで、デジタルノイズの悪影響から信号線を守ります。」
クリプトンのUSBケーブルUC-HRの特長です。
これまで使ってきた同社のUC-HRPと交換しました。
音像がより明確になり、コーラス、楽器の音が一層聴き取りやすくなりました。高域の鋭利な成分が削ぎ落とされ、背景がさらに静かになった印象を受けました。
色々な音が自然と耳に入ってきます。「blanche(飯島真理)」の”レダ”では、低域楽器の量感が増し、空間全体に響き渡る聴き心地に驚きました。
アモルメットはノイズ防止用チョークコイルのコアで、オーディオで有害な高周波数ノイズを除去するために大変重要なパーツです。コモンモードチョークコイルは音声信号等に対しては一切の影響を与えず高周波のノイズに対してのみ大きな抵抗として働きノイズを防止します。(出典:メーカ ホームページ)。
オーディオ専門誌の評価が非常に高く、安価なこともあって一つ導入しました。
DA-310USBのACアダプターのDC出力コードを2回巻き付けました。
効果確認用のソースはラフマニノフ交響曲第2番(シャルル デュトワ指揮)。 弦楽器のff時の高域の歪み感が減少し、音色がより綺麗になりました。電源の高周波ノイズ減衰の効果が現れているようです。
コアへのDC出力コードの巻き方ですが、コードどうしが直接接触しないようにスパイダーシートを適度な大きさに切り取って挟みました。すると高域の伸びが良くなったような気がします(プラシーボかもしれませんが)。
巻き数を増やしすぎると副作用がでることもあります。試しに3回巻きにしてみたのですが、高域の情報が減少し、少しこもったような音になりました。
オーディオにおける信号と電源電流は、オーディオの根底を成す要素です。
不純なノイズを取り除いてピュアなレベルに近づけることは、再生する音楽に生気を吹き込むような気がします。
さて、音質のレベルアップ、実はこれでお終いではありません。
上には上があります。まだまだ改善の余地がありました。続きは次回に。。。
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