日光東照宮 に行ってきました。
江戸幕府 初代将軍 徳川家康公が神(東照大権現)として祀られている日光東照宮は、今年が御鎮座400年の節目だそうです。
日光の地は結城からさほど遠くないのですが、訪れるのは今回が2度目。
日本屈指のパワースポットでもあり、ご利益を与りに参拝してきました。
【五重塔】
一層から四層まで平行垂木、五層のみ扇垂木になっています。
全ての様式を統一せず、故意に異なる形を残すことで未完成の意を表しているそうです。
(いつぞやのTV番組で紹介していました)。
完成すればそこから崩壊、衰退が始まることを避ける願いが込められています。
【上神庫(かみじんこ)】
「想像の像」が二頭、彫刻で描かれています。
【奥社唐門】
唐銅で屋根、柱、壁などを鋳造し、鋳抜門(いぬきもん)と称されています。
青銅の狛犬の頭上斜めには、蜃気楼を作り出すといわれる伝説の霊獣「蜃(しん)」が形作られています。
【唐門】
全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、細かな彫刻が施されています。
上側が「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」、下側が「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」です。
【神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)】
神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩(うまや)だそうです。
猿が馬や牛を守護する厩猿(うまやざる)信仰から、長押上には猿の彫刻が施さています。
(修理中で写真が貼られていました)。
かの有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」三猿の彫刻もこちらです。
左右の屋根の長さが違います。こちらも未完の意です。
【神輿舎(しんよしゃ)】
三基の神輿(みこし)が納められています。
写真は、干支の虎と竹が彫られた家康公の神輿です。
「人の一生は重荷を負ふて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
不自由を常とおもへば不足なし。心に望み起こらば困窮したる時を思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思へ。
勝つことを知りて負くることを知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人を責めるな。及ばざるは過ぎたるに勝れり」
(出典:レファレンス協同データベース)
【唐銅鳥居】
パワースポットの一つとされる石畳に立ち、唐銅鳥居、陽明門の方を向いて撮影しました。
陽明門は、来春まで修理中とのことです。
およそ2時間の境内巡り、繊細で豪華な建造物に圧倒されました。
撮影はできませんでしたが、本殿の凛と張りつめた空気、本地堂の鳴き竜の気高い鈴の音に感動しました。
世界遺産 日光の社寺には、日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社があります。
今回は東照宮だけでしたが、陽明門の大修理完了の暁には輪王寺、二荒山神社をゆっくり訪れたいと思います。
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