既にご存知の方も多いかと思いますが、7/20(火)朝日新聞のオピニオン欄に掲載されていた、『野球を好きになる七つの道』というコラムです。朝日新聞を購読されていない方は、asahi.com高校野球コラムに全文があります。
1.練習時間を減らそう
2.ダッシュは全力10本
3.どんどんミスしよう
4・勝利ばかり追わない
5.勉強や遊びを大切に
6.米国を手本にしない
桑田氏の七つの提案のみを抜粋しましたが、いかがでしょうか?
野球を題材にした論評ですが、我々の日常にも相通ずるところがありますね。球児以外にも保護者、コーチ、監督らに伝えたい、彼の経験・実践から導き出された一つの信念だと思います。
私の長男がリトルリーグ時代に、桑田氏の提案に関連する問題に直面しました。このリトルリーグは下級生(3~4年生)と上級生(5~6年生)で監督が異なる2部制であり、監督それぞれの野球に対する信念、つまり児童野球に対する方針が正反対でした。
下級生の監督は、野球というチームワークスポーツを通して、道徳・倫理(礼節、約束、思いやり・・・)を学ばせながら心身を鍛えていく方針。一方上級生の監督は、目標は勝利すること、そのために練習ありきという方針です。怒号、罰練習は当たり前です。下級生から上級生へ移行する時期には、半数が退部しました。とても残念なことです。
この両監督の方針については、賛否両論があろうかと思います。
我々が子供の頃は、上級生の監督のような事例は別段珍しくなく、普通の日常風景でした。だからといってそれを慣習化するのは短絡的です。あのときの自分を省みてください、そして子供達にとって本当に大切なことは何だろうか今一度考えてみてください・・・桑田氏がそう問いかけています。
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