両雄相見(あいまみ)える。。。
MacPro(early2008)にWindows7をインストールしました。正確に言いますと、WindowsVista(Ultimate64ビット版)からWindows7(Ultimate64ビット版)へアップグレードしました。
アップグレードなので導入は比較的簡単でした。気を付けたことは、Windows7を上書きインストールする前に、Vista上でBootCampの更新を最新バージョンの3.2まで済ませておいたことです。
BootCampでVsitaを使っていましたが、先ずVista環境において、SnowLeopard(DVD)の中に入っているBootCampの“setup”アプリケーションでBootCamp(バージョン3.1)をインストールします。写真のSnowLeopard10.6.3ではBootCampバージョンは3.1でした。
次に“Apple Software Update”アプリケーションで更新プログラムを検索します。更新プログラムの対象に“BootCamp(バージョン3.2)”が有りましたので、選択してインストールすればBootCampの更新完了です。
このあと、Windows7のDVDで7を上書きインストールします。私の環境では1時間半くらいかかりました。念のためにVista上のデータは事前にバックアップしておきました。
上書きインストールなので以前のデータ等はそのまま引き継がれますが、Vistaの“Windows メール”は7では“Windows Live メール”に変わります。私は“Windows メール”を使っていたので、メール、アドレス帳、アカウント設定などの情報は、一度“Windows Live メール”を立ち上げてから“メッセージのインポート”で情報を移行しました。移行したあとのメールデータの整理に時間がかかったのですが、“Windows Live メール”を立ち上げる前にWindows転送ツールでバックアップデータを移行しておけばよかったかもしれません。
また、nvidiaドライバも、WindowsUpdateの自動更新では古いバージョン(258.96WHQ)になってしまうので、あとから最新版(290.99WHQ)をダウンロードしてインストールし直しました。
さて、コントロールパネルの設定も終えてWindowsエクスペリエンスインデックスの確認を行いました。
PCの環境は次のとおりです。
MacPro early2008
OS:Windows7 Ultimate 64-bit
CPU:Intel(R) Xeon(R) E5462 @2.80GHz×8
メモリ:10GB DDR2 FB-DIMM(800MHz)
GPU:GTX295 (MSI N295GTX-M2D1792)
ドライババージョン: 260.99 WHQ
Windowsエクスペリエンスインデックスは、Windows7になってスコアの上限が5.9から7.9に上がりました。Vistaのときのサブスコアは全て5.9だったのですが、ハードディスクを除いて7.5以上のスコアです。
ただし、このスコアはPCのベンチマークではなく、性能面からみたPCの快適さを指標化したものだそうです。スコアは自己満足的になりますが、低いよりも高い方が精神的になんだか安堵します。
ハードディスクのスコアは5.9のままでVistaのときと同じです。1TB 回転数:7,200rpm キャッシュ:32MB インターフェイス:Serial ATA300なので、ごく普通の仕様です。ネットで調べてみると、ハードディスク2台(7,200rpm)によるRAID-0を構築しても5.9であったり、トランセンドのSSD TS64GSSD25-Mでも5.9という情報もありますので、指標としてはあまり参考にはならないようです。
それから、Apple Magic MouseがWindows7環境になってから頻繁に停止する現象が起こりました。具体的には、数秒Mouseを静置しておくとポインタが動かなくなるのです。再度クリックするとBluetoothの通信が再開して動くのですが、これでは使いものになりません。
よく調べてみますと、マウスの省エネのために電源がオフになるような設定になっていました。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→デバイスマネージャー→Bluetooth無線の“Apple Built-in Bluetooth”のプロパティを開いて、“電源の管理”で設定を変更しました。「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。
以上、Vistaから7へのよくある四方山話となってしまいましたが、OSの起動時間も早くなって操作性もアップしていますので、良好な使い心地です。
そのうち、ゲームのベンチマークテスト(第3回目)を行い、OSでの性能向上有無を確認してみたいと思います。
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