MacProでGTX295が動いた日にゃ、そりゃ貴方、うれしかったっすよ、ほんと……….というわけで、かなり前の出来事になりますが、MacProとGTX295にまつわる話を今日は記します。
Self-introduction=自己紹介の写真のとおり、私はMacProを使っています。ジェネレーションはEarly2008です。MacintoshFanでLC630から始まり PowerMac7100 PowerMac8500 PowerMac9600 PowerMacG4(Dual867Mhz) PowerMacG4(Dual1.42GHz) で現在に至ってます。Macの特徴的な筐体が好きで、かつOSのGUI(Graphical User Interface)に惚れ込んでいました(筐体の中では8500のメンテナンス性はよくなかったなぁ)。でも、LeopardのときにとうとうVistaに乗換えてしまいました。MacOSからWinOSへ・・・逆はよく聞きますけど。
当時、最新のPCGameに接する機会があって、その美麗なGraphicに衝撃を受け、そのソフトがWin専用だったため、Macにも移植されることを心待ちするも実現されず、BootCampで強引にVistaに変身させてしまった次第です。ところが、最新の超美麗Graphicだけに、デフォルトのVideoCard(ATI Radeon HD2600XT)では絶対的な能力不足。市場には、Win用SingleCard最速のNvidia GeForceGTX295が既に存在していたものの、MacProのWin環境ではたして使えるのか? 使えたという実績報告もググれど無く、MacProがIntelベースなので動作するに違いないという強い信念で購入を決意したのです(笑)。でも、問題はGTX295への電力供給でした。
GTX295の最大消費電力は289W。Early2008のPCI Expressスロットへの最大供給能力は合計300Wですが、PCIExpressスロットCardへの電力供給コネクタは6pinが2系統存在するのみ。かたやGTX295側は6pin 1つと8pin1つのコネクタ仕様なので合いません。GTX295への供給電力内訳は、PCI Express(2.0)スロットから直接75W、6pinコネクタから75W、8pinコネクタからは150W、合計すれば300Wとなるわけです。
さてGTX295の8pinへの電力供給をどうするか。。。これについては、MacPro内で空いている4pin電源コネクタが2本あれば、EPS12V用電源変換ケーブルなどで8pinに変換することができます。でもMacProには、4pin電源コネクタの空きは確か1本しかなかったように思います。したがってもう1本は、標準搭載のSuperDrive用から強引にもってくるしか手がありませんでした。外付けSuperDriveをもっていたので、その方法を真剣に採用する方向で検討を進めました・・・がそれ以上進めませんでした。4pin電源コネクタとEPS12V用電源変換ケーブルを接続するところまではいいのですが、それをGTX295までまわして来れないのです、物理的に。MacPro筐体のサイドカバーを開けっ放しにすれば可能ですが、開けっ放しだと筐体内部のエアーフローがきちんと得られなくなるので、実質的に不可能でした。
MacProではやはりGTX295は使えないのか・・・と半ばあきらめようとしていたところ、とんでもないことを思いついたのです。8pinのコネクタだけ、MacProの筐体の外部から独立して供給してやろうではないかと。だから買ってきました、PC用電源を。
そしてこの写真のようにPC用電源を外部に設置し、8pin用の延長コネクタを使ってMacPro背面のI/Oブラケット経由で内部に引き込みます。I/Oブラケットには穴開きタイプを使うことで、普段見ることの少ない背面だとは言え外観に気をかけました。ここまでくればいよいよです。
さあ、MacProの電源を入れてと。。。あっ外付け電源を先に入れなくては(笑)・・・PC電源は通常単体でON/OFF制御できないので(某pinと某pinを短絡すれば可能ですが)、電源単体起動用スイッチを買ってきてON/OFF操作できるようにしました。 ジャーンという起動音とともに、Vsitaが起動しました。おおっ 基本的情報の表示画面にGTX295が認識されている!
という訳でこのお話はおしまいです。『そこまでするなら、初めからWinマシン買えよ!!!』という声が聞こえてきそうですが、お許しください(笑)。言い忘れましたが、もうMacOSには戻れません。Mac用VideoCardに換装しないと。
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