Razerのマウス“ABYSSUS”を入手しましたので簡単に触れてみます。
販売代理店のMSYから発売されたのが2,010年1月なので今となっては特段の目新しさはありませんが、高品質、信頼性、高性能を訴求した実用性重視の小型マウスです。
基本的な要素に特化しているのでDeathAdder3500などと比較すると機能はシンプルですが、小型軽量で高品位なマウスを求める人にとって有用な選択肢だと思います。
・最大解像度3,500dpi、赤外線センサーによる読み取り方式
・ボタンは左右およびセンタークリック機能付きスクロールホイールの3つ
・DPI とポーリングレートはマウス底面のハードウェアスイッチで設定
その他の特徴は次のとおり。
•最大1000Hzのポーリングレート(125/1000Hzの切り替え)
•On-The-Fly Sensitivity™ 感度調整機能
“On-The-Fly Sensitivity”がボタンに指定されている場合、そのボタンを押しながらスクロールホイールを動かすと、画面の右下にバーが表示されて動的に感度調整ができるようになります。
•Always-On™ モード
センサーが常にONの状態のことでしょうか???
•16bitウルトラワイドデータパス
•最大認識速度60 – 120 ips/最大加速15g
•左右どちらの手にもフィットするデザイン(左右対称型)
•1週24刻みのスクロールホイール
固めだというレビューもありますが、1刻みずつ確実に回すことができます。
•摩擦係数が小さく静粛性に長けるテフロン・ソールを使用(Zero-acoustic Ultraslick™ テフロンソール)
•軽量で絡まないコード:2.15m
ビニル製ですが比較的やわらかく特に不満はありません。ちなみにDeathAdderは編みこみケーブルです。
パッケージ記載の対応OSはWindowsXP/×64/Vista/Vista64。
MSYのショッピングWEBではWindows XP / XP64 / Vista / Windows 7でした。
次に大きさの比較です。
左からMagicMouse、Abyssus、DeathAdder3500です。
Magic Mouse :58(W)×115(D)×22(H)mm, 約105g(単三電池2本含む)
Abyssus :63(W)×115(D)×40(H)mm, 約72~75g(ケーブル除き)
DeathAdder3500:70(W)×128(D)×42.5(H)mm, 約110g(ケーブル除き)
解像度とポーリングレートは、前述のとおりマウス底面のスイッチで設定します。ハードウェア方式なのでドライバソフトのインストールに依存しません。
解像度は450-1,800-3500dpiから、ポーリングレートは125-1,000Hzから選択します。ポーリングレートに500Hzの設定を希望するレビューも多いようです。
リフトオフ・ディスタンス(lift-off distance)は、4gamerのレビューによれば1円玉で1~3枚なので1.5~4.5mmの範囲でしょうか(1円玉の最大厚みを1.5mmとしました)。
ドライバソフトと日本語版取扱説明書はパッケージに同梱されていないので、Razerのホームページからダウンロードします。
SENSITIVITYでマウスのポインタ感度を設定することができます。これは、WindowsOSコントロールパネルのマウスポインタ速度設定とは独立しています。
例えばUT2K4時の設定では、WindowsOSコントロールパネルのマウスポインタ速度設定を「7」、AbyssusドライバソフトのSENSITIVITY設定を「1.5」、UT2K4のSensing設定を「0.5」、そしてマウス解像度を3,500dpi、これらの設定条件下で「180度ターンするのに必要なマウスの水平移動距離は約18cm」でした。
SENSITIVITYの下端のadvacedをクリックすると下のウィンドウが開きます。
master sensitivity controlでx軸とy軸の感度を個別に設定したり、master accel controlでポインタ加速を設定することができます。
master windows controlは、WindowsOSコントロールパネルのマウスポインタ速度設定と連動しています。
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