JR東日本宇都宮線土呂駅は、上り大宮駅の一つ手前の駅です。
昨日金曜日、出張で下車しました。目的地は宮原町ですが、天気も良かったのでここ土呂駅から埼玉新都市交通の東宮原駅付近まで約30分ほど歩きました。
土呂駅は1面2線の地上駅で、駅舎が橋上にあります。屋根がオレンジ基調のきれいな駅舎でしたので写真に収めました。
2,009年度統計ですが、1日平均の乗車人員は13,054人、ちなみに私の住んでいる地域の結城駅は2,219人、日本一の新宿駅は748,522人です。結城はやっぱり田舎なんだなぁ。
“とろ”と言えば、弥生時代の竪穴式住居や高床式倉庫で有名な“登呂”遺跡を思い浮かべるかもしれません。いずれにしても“土呂”という地名になぜか興味を引かれました。
土呂の歴史紹介さんの解説によれば、地名の由来は次のようなことでしょうか。
・もともとは土爐村という地名が、嘉慶(かけい、かきょう)の頃(1,387年から1,388年)に土呂村に改名した。
・『登呂遺跡を発掘調査した大場磐雄博士は「登呂」の地名の由来において「アイヌ語 to は沼、oro はニ沿ウの二語による合成語で、この辺が古代沼沢地をなしていたであろうと想定し、その「沼に沿った所」の意で、To-oroの名が生じたであろうと考えられるのである」としている。…(以下略)』 (引用:大宮雑記帳6大宮の地名(下巻) 秋山喜久夫著)
この後、ここ土呂も「見沼」という沼地であったので、この説と同じようにアイヌ語が由来ではないか。
確固たる説は判明していないようですが、土に関わる由来はありそうです。
E231系近郊タイプ車両です。帰りは同じく土呂駅から宇都宮線下り列車に乗車しましたが、残念ながら途中の古河駅止まりでした。古河駅で折り返し上野行きになります。
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