Gustav Mahler(グスタフ・マーラー)を得意とするZubin Mehta(ズービン・メータ)をどうしても聴きたくなって買ってしまいました。交響曲第2番“復活”と第5番が収録されており、どうせ買うならとSHM-CDにしました。
第2番は1,994年メータ58歳のときの録音でイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と、第5番は1,989年53歳のときの録音でニューヨーク・フィルハーモニックとの録音です。メータはインド出身の指揮者で、現在74歳になります。
日付が変わってしまったので昨日の話になりますが、まず第2番を鑑賞しました。それにしても第5楽章は何度聴いても壮大です。思わずスペクタル巨編のクライマックスを瞑想してしまいました。
第5楽章の合唱は、歌詞を見る限り鎮魂歌ではなく、“肉体が滅びようとも、魂は死せず”がテーマの葬礼歌なんですね。マーラー自身に輪廻転生の思想があったとされる説もあります。
「そのかちえた翼をひろげて・・・わたしは舞いあがろう。よみがえるために、私は死ぬのだ!よみがえるだろう、わが心よ、ただちにお前はよみがえるだろう!お前の心の鼓動は、神のもとにお前を運んで行くのだろう!」
歌詞そのものの力強さやその曲調とは印象が異なりますが、かの有名な“千の風になって”と相通じるものを感じます。
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