髭の手入れは、薄い、濃いに関わらず、男性諸氏にとっては一生の付き合いになります。髭もデザインすればdresserにもなるし、それをdesignするツールを選ぶ楽しさもあります。
そういう私は何を隠そう、ただ剃れればよかったのです。剃れれば・・・ほんの数ヶ月前までは。
もともと肌は丈夫な方だった、といいますか、全然気にもかけていなかったのですが、シェービングのあとにヒリヒリするようになったのが数ヶ月前のこと。使っている電気シェーバの刃が磨耗しているからだろうと、網刃と内刃を同時に交換したのですが、剃り心地は改善したものの、使用後のヒリヒリ感は無くなりませんでした。もしかしてお肌の曲がり角なのか!? と、途方も無い仮説をたてたものの、ここは敏感肌に変質してしまった事実を受け止め、肌に優しいシェーバーに変えざるを得ないと判断を下した次第です。
Shaverの重要性を再認識することになった個人的いきさつはこの辺で終わりますが、いざShaverを選定するに際してやはり勉強しなくてはなりません。その基本方式は大きく3つあります。回転式・ロータリー式・往復式です。これまで使い慣れたシェーバは往復式に分類されますが、そういえば日立のロータリー式には未知ゆえの剃り心地に憧れを感じていた記憶があります。
そんな憧れも、肌に優しいが命題なので、ロータリー式は初戦で敗退しました。回転式と往復式のメーカから、肌に優しいと訴求する機種がでているところまで情報を収集し、いよいよ決勝戦です。決勝に残ったのはフィリップスRQシリーズとブラウンSeries7でした。グレードも価格もハイレベルな機種ですが、剃れればよいと思っていたShaverへの価値観が、敏感肌の影響で変化してしまいました。
結局、この構造だと鼻の下が剃りにくいのではないだろうか? という勝手なイメージ攻撃でフィリップスを下したブラウンが優勝することになりました。あくまでも個人的な選択なので、フィリップファンの皆さん、パナソニックファンの皆さん、気になさらないでくださいね。実は、パナソニックのラムダッシュシリーズも、ElectricShaverで4枚刃という他社に無い特徴に、剃り心地の面でとても興味が湧いた機種でした。ただ、量販店で実物を観ると従前に比べてヘッドの形状が大きいようで、これも 鼻の下がうまく剃れるのだろうか?と感じてしまったのですが、それについては問題ないのでしょう。
ユーザの購入価格帯は、5,000~6,000円と15,000円以上に大きく二分されるようです。たかが髭剃り、されど髭剃り・・・ではありません。Shaverは男の立派なアイテム・・・だったのです。
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