( 長良川 のホテル)
周の文王、岐山(きざん)に起って天下を定む…
岐の阜(さと)、すなわち岐阜(ぎふ)…
信長、岐阜に起って天下を定む…
(織田信長 山岡荘八著より引用)
稀代の戦国武将 織田信長、そんな信長ゆかりの地、岐阜が僕は大好きです。
今回、幸運にも岐阜に立ち寄れる機会を得ることができました。
駅からはかなり離れてしまいますが早起きすれば時は稼げるので、せっかくですから長良川沿いに宿をとり、翌早朝金華山の麓を散策してきました。
前日泊まったのは、今年で開業50周年を迎えたリゾート温泉ホテルです。
ふつうなら、このようにいかにも高そうなホテルには手を出せないのですが、長良川沿岸ですし、金華山も川を挟んで対峙していて、立地的には最高のロケーションです。
恐るおそるホームページで調べてみると、リーズナブルなプライスでビジネスマン向けのプランがきちんと設定されているじゃないですか。(ただし、部屋を選べないという条件付きです)。
どうせなら和室がいいなぁ と期待半分でチェックインしたところ、案内されたのはご覧のとおり8畳間の和室でした。
広くてきれいで、なんだか一人で泊まるにはもったいないくらい。
ビジネスと言えば洋室スタイルが一般的ですが、畳はやっぱりいいですね。
靴を脱いで、ぺたんと座って、あるいは寝ころんで体を休めることができるのですから、日本人は畳の部屋が性に合っているんでしょうか。。。
朝5時半過ぎ、部屋の窓を開けました。
視界の外側もう少し右には金華山の頂上にそびえる岐阜城が見えます。
リバービュー客室プランだと、眼下に長良川、眼前に金華山岐阜城を眺めることができるのですが、そんなお部屋、自腹切って泊まった日には家に入れてもらえなくなってしまいます…(>_<)
斎藤道三から濃姫を嫁にもらい、のちの美濃訪問で道三を感服させ、「この道三がみまかったら、われらが伜(せがれ)どもは数年を出でずして、おぬしの門前に馬を繋ごう…」と言わしめた信長。
群雄割拠の戦国の世、禁裏を再興し全国統一を成し遂げるには、道三の遺言であった美濃攻略が信長にとって不可欠でした。
1556年に道三が亡くなってから11年後の1567年、信長(34歳)は道三の孫である斎藤龍興(たつおき)と戦って稲葉山城を手中に収め、城下の“井之口”を“岐阜”と命名しました。
岐阜城(稲葉山城)を見ると、いつも道三と信長にまつわる話を思い浮かべます。
(つづく)
岐阜市へようこそ、そしてありがとうございます
もし次回岐阜市に来られる機会があって岐阜駅で時間がとれたら
駅前にある岐阜シティタワー43(大半はマンションですが)にお立ち寄りください
43階の展望室へ無料で昇れます
ここからだと信長が天下統一を目指した岐阜城(金華山)の立ち位置が違った目線で見ることができます
(午前10:00~午後11:00、最終入場 午後10:00)
こんにちは!
素敵な展望台ですね。2007年にオープンしていたなんて。。。
駅から近いですし、これは是非寄ってみたいと思います。
貴重な情報ありがとうございました!!!