“独眼竜”伊達政宗が立藩した仙台藩にこよなく愛されていたと伝えられている御菓子司“蛸屋”。
もともとは宮城県仙台が発祥の地ですが、戦後栃木県小山市に移設し、改めて和菓子屋を開店されました。
そんな“蛸屋”の和菓子をいただく機会に恵まれました…“つくばどら”と“大開運”です。
☆つくばどら
沖縄産黒砂糖を使って焼き上げたどら焼き“黒どら”です。(子供のころは、どら焼きのことを“三笠まんじゅう”と呼んでました)。
カステラ生地には風味豊かな黒砂糖の香味が感じられ、黒砂糖独特のコクのある甘みとしっとりとした食感が特徴です。
サンドされているのは“小豆あん”と“フレッシュバタークリーム”です。
砂糖は、その製法から“含みつ糖”と“分みつ糖”に分けられ、含みつ糖はさとうきびの全成分をそのまま煮詰めたもので、その代表格が黒砂糖(黒糖)だそうです。一方、一般的な白砂糖は、絞り汁から糖蜜を分離した分みつ糖とのこと。
☆大開運
格調高い様相を呈しているこの和菓子には、あん(餡)の芯の部分に“鳴門(なると)金時(きんとき)”が使われているそうな。
鳴門金時とは、鳴門海峡の砂地で作られた“さつまいも”のブランドです。鳴門海峡は淡路島(兵庫県南あわじ市)と四国徳島県鳴門市の間にある海峡で、鳴門の渦潮で有名ですね。
“鳴門金時”の高い糖度と栗のような食感を存分に味わえます。とても上品な美味しさです。
皮種には栃木県産大麦と小山市産はとむぎが使われています。はとむぎは、美容・健康効能のある穀物です。
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