音量 The Sound Volume

私にとって音量調整とは、音を楽しむための大変重要なファクタであり、神経を使う作業です。

ロックやポップスなどのジャンルは、低音のドスを効かせたドンシャリ調でしかも大音量で鳴らせば、たしかに迫力があって、まさに音楽を体全体で感じることができる楽しみがあります。そういう私も10代後半から20代前半にかけて、どんな音楽ジャンルでも音量を上げて聴いていました。

しかしそれでは、音の全体像や流れは把握できても、楽曲を構成するひとつひとつの音を聴覚上で区分できず、個々の音の固有の美を感じ取ることはできないことがわかりました。あくまでも個人的な感想ですので異論反論はあろうかと思いますが、そもそも個人個人の音量の設定は、老若で、男女で、聴く対象のジャンルで、そのときの気分で、音楽を楽しむ物理的環境で、などなど多種多様なのは事実だと思います。

対象の音楽によって、ちょうど良いピンポイントの音量というのは、私の場合必ず存在します。だから音量調整は、難しくもあり楽しみでもあります。ダイナミックレンジが広いクラシック音楽などは大変です。

音量が重要になってくると、アンプのVolumeの形状、質感、操作性も重要になってきます。これらの要素は、音を楽しむ行為とは互いに密接な関係にあって、視覚と触覚が聴覚を補完する役割を担っていると思うのです。


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趣味や関心があることを題材に、体験談や感想などをエッセイ風に書いています。どうぞよろしくお願いいたします。m(._.)m

最近のコメント

  1. こんにちは。お便りたいへんありがとうございます!!! 水谷さんのコメントでおよそ10年前の記憶が蘇ってきました。あのときの岐阜城からの眺めは格別でした。 昭和26年の写真はとても貴重な画ですね。非常事態宣言も解除されたようですので、暑さにお気をつけて是非楽しんでいらしてくださいませ。

    • RiKKiE
    • 2020-05-14
  2. 岐阜城の記事を興味深く読みました。写真が明確で、内容が良く分かります。信長や秀吉の歴史的痕跡が多くあるのには驚愕です。岐阜城の天守閣からの眺望は、はるかかなたまで眺望でき、戦国時代ここから恐らく信長も天下統一を志したのでしょう。今度、女神像を観に行きたいと計画しています。数年前、この前で撮った写真が見つかりました。昭和26年頃撮ったもので、この写真を持って行きたいと思います。じっくり今昔の相違を確認したいと思います。

    • 水谷 成美
    • 2020-05-14
  3. お便り有難うございます。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 実を申しますと半年ほど前にHD660Sを購入しました。ある理由でHD650を分解したときにリード線を断ち切ってしまいまして。 銘機HD650の音質を本当に上回るのか疑心暗鬼でしたが、クラシック音楽の心地よい自然な高音の再現性は◎でした。 おっしゃるとおりアンプの選定には予算との兼ね合いで悩みました。いまでは、電源やケーブル類のアクセサリーも導入して、自分好みの音質になんとか仕上げることができました。 ヘッドホンによる音楽リスニングは、再生音質の良し悪しが一聴瞭然?なのでいろいろ試行錯誤しましたが、最近はもっぱら音楽鑑賞を楽しんでおります(^_^)。

    • RiKKiE
    • 2019-06-04
  4. 小生も万能機HD598を最初に買ってオールマイティ機によくある「どのジャンルもそこそこな性能」に 我慢できず3ヶ月でHD650に買い替えしました。 インピーダンスが300Ωと高いのでHPAを選びますねぇ~。Audio・gdのC2cという中華製H PAが相性よく、手放せません。

    • 杉ちゃん
    • 2019-05-29
  5. NHK交響楽団はあまり聴かないのですが、ドゥダメル氏の招聘が叶えばいいですね。篠崎史紀さんの演奏は聴いたことがありません。ごめんなさい。

    • RiKKiE
    • 2018-09-16
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