JR博多駅から乗車したのは、博多発折尾行普通電車です。
ドアとドアの間には、見晴らしのいい大きな大きな1枚ガラスの窓。
篠栗(ささぐり)線から筑豊本線に続く沿線の景色が途切れることなく流れていきます。
固定式の窓には直射日光を遮るカーテンなどはなく、女性にはさぞかし辛い車両ではと思ったのもつかの間、“UV96”というラベルを窓の隅に見つけました。
UV(ultraviolet)カットのガラスを採用した車窓は、在来線の近郊電車では旧世代の車両を除いていまや一般的になってきたようです。
JR九州の車両には、普通電車にしても特急電車にしても必ずどこかに御洒落な要素がちりばめられています。
それは形状であったり、色彩であったり、素材であったり、ちょっとした気遣いも含めて、九州に赴いて電車に乗るときはいつも感じてしまいます。
今回乗車したのは817系電車だと思いますが、大きな窓以外にも木製の座席に本革のクッション、ドア付近には円形に配したつり革など、気を付ければまだまだ見つかるかもしれません。
地元の人たちは日常ですが、やっぱり九州の電車は御洒落です。
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