信長をたずねて三千里/岐阜公園と岐阜城_前篇

中国史 周王朝が興(おこ)り天下を定めた岐山(ぎざん)の麓(ふもと)に因んで“岐阜”と命名…
信長、岐阜に興って天下を定む…

桶狭間の戦いで今川義元を討ち取った織田信長が、上洛するためにはどうしても攻略しなければならなかった美濃の稲葉山城(岐阜城)を訪れてきました。
(上の写真は岐阜公園から見上げた岐阜城です。)

それでは、金華山(稲葉山)の麓にある岐阜公園、登山道、そして山頂にそびえ立つ岐阜城への訪問記を綴ってみたいと思います。

前篇、中編、後篇の三部構成ですが、お付き合い頂ければ幸いです。
(中篇はこちら、後篇はこちらをご覧ください。)

前篇は岐阜公園が中心です。
金華山(きんかざん)の麓に広がるこの公園は、戦国時代の城主 斎藤道三や織田信長の居館、武家屋敷があったとされる場所にあります。2,006年(平成18年)に“日本の歴史公園100選”に選ばれました。

観光マップ(岐阜公園ガイドブック)が岐阜公園のホームページから入手できますので、岐阜公園、岐阜城を初めて訪問される際にどうぞ。

写真の数字(①,②,③・・・)をマップに付しましたので、およその場所の確認に参照ください。

①女神の噴水(広場)

“噴水の女神の像”は、1,936年(昭和11年)に岐阜市主催で開催された躍進日本大博覧会(やくしんにほんだいはくらんかい)時に建立された像です。

第二次世界大戦勃発に伴い、1,942年(昭和17年)には金属回収で一度姿を消しましたが、終戦後の1,951年(昭和26年)に再建されました。

②信長の庭

後世に名を残した戦国武将は数多くあれど、天下布武の黄金印判を作って天下統一の意思を示し、有言実行した織田信長。信長が駆け抜けた戦国時代の荒々しさをイメージした日本庭園です。

公園の再整備に伴い、長良川流域の巨大な石を使った石庭として2,001年(平成13年)に造られました。侘・寂(わび・さび)を感じる静の造形美というより、武骨さからくる無常を感じるような佇まいです。

③ホタルの棲む水路

長良川の清流を引き込んだ忠節(ちゅうせつ)用水放水路の支流が公園内を通っています。

「ホタルがすむ、ふるさとの川を守りましょう」という立て札があり、ホタルの幼虫のエサであるカワニナを放流するなどして、地元の方々がホタルの保護活動を行っているそうです。

④板垣退助の銅像

「板垣死すとも自由は死せず」…

1,882年(明治15年)4月6日午後1時、時の総理 板垣退助が当時この場所に在った中教院にて演説を行いました。参会者は百余名。夕刻、板垣総理すべてを終えて玄関から数歩出るや、「国賊」と叫んで相原尚褧(あいはらしょうけい)が総理の胸を刺しました。「板垣死すとも自由は死せず」と有名な言葉を残した、すなわちここが板垣総理遭難の地です。

“岐阜事件”を史実として残すために有志が建設した像で、現在のものは1,955年に再建されたそうです。

⑤織田信長居館跡

信長の居館があったと推定される千畳敷遺跡が公園内にあります。

1,984~1,987年(昭和59~62年)の発掘調査により、板状の巨石を立て並べて造り出した通路、石垣、土塁状の遺構、礎石などの一部が復元整備されています。

この居館がいかに豪壮なものであったかは、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが当時のゴア(印度)の宮殿と比較して、その華麗さも広大さもはるかに凌ぐものだと賛嘆していることからもうかがい知れます。当時のゴアは“東方一の貴婦人”と称えられた都でしたので、それを凌駕するのですから相当の建築だったようです。

中央に見える建物らしきものは、ロープウェーの金華山麓駅です。

⑥金華山麓駅(金華山ロープウェー)

岐阜公園と山頂を結ぶ金華山ロープウェーの金華山麓(きんかざんふもと)駅です。
山頂駅から徒歩7 分程度で岐阜城に行けます。通常、平日は毎時15分間隔、日祝日は毎時10分間隔で運行されています。

今回は登りも下りもロープウェーを利用せず、登山道を選びました。

⑦瞑想の小径(めいそうのこみち):登山道入り口

金華山の登山道は全部で10コースあります。スタート地点によって選択肢が決まるのですが、岐阜公園近辺からは“七曲(ななまが)り登山道” “百曲り登山道” “瞑想の小径(こみち)” “馬の背登山道”の4コースが選べます。

ロープウェーの開通まで最も多く利用された登山道は“七曲り登山道”で、整備もされていて初心者でも安心して登れるそうです(実際には13曲がりほどあるそうな)。
山頂まで最短の“馬の背登山道”、そして “百曲り登山道” は難所が多く、初心者には厳しいとのことで、私は “瞑想の小径(こみち)”を選びました。所々急斜面や道沿いが崖になっているところがありますが、比較的整備されているということでしたので。。。

・・・と安易な気持ちで臨んだのが、のちのち後悔することに。
“瞑想の小径(こみち)”登山道の後半は勾配も厳しく岩場も存在し、運動不足の身体に最高気温33℃の真夏日…とにかく大変な思いをしました。

以上で前篇はおしまいです。次回、この登山道から岐阜城への行程を綴りたいと思います。

(中篇はこちら、後篇はこちらをご覧ください。)

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