久しぶりに東北新幹線に乗車しました。東京-那須塩原間は運行が再開されました。
座席に座ると、きれいな表紙の小冊子に目が行きました。“トランヴェール”はJR東日本が発行する新幹線車内サービス誌です。
東日本の新幹線沿線上の文化や風土を紹介しています。特集に織り込まれている写真がどれもきれいで、眺めているだけでもいろいろと勉強になります。
昨年の12月4日に八戸駅 – 新青森駅間 (81.8km) が開業し、新型車両E5系「はやぶさ」が3月5日に営業運転を開始したこともあって、特集は青森県の弘前城でした。。。
巻頭エッセイは、伊集院静さんから角田光代さんにバトンタッチです。同じく直木賞受賞作家です。
伊集院静さんは、仙台市の自宅で今回の震災に見舞われました。震災後の上京から仙台に戻った際に、次のように話されています。
「どんな状況にあっても大声を出さず、耐えている。東北人の生き方、姿勢を表している。それは日本人の美質の基礎であり、誇りでもある。絶望と悲しみの中にもあきらめることなく、立ち上がろうとする人たちがいる。不屈の精神を持つ人たちに、光が差す時が必ずやって来る。前よりも良くなる。あきらめるな。信じ合おう」。
(“伊集院静氏エール 東北にある不屈の精神”から)
なお、“トランヴェール”はWEBでも閲覧できるようです。
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