1月以来になります。千葉みなとに出張してきました。昼食時、すぐ近くの千葉ポートを歩いてきました。前回は消防艇“まつかぜ”しか撮らなかったので、今回は停泊しているすべての船をカメラに収めてきました。
消防艇“まつかぜ”は、先の石油コンビナート大火災で出動しました。
☆あるめりあ と マリンプラネット
二隻とも、千葉港めぐり観光船・納涼船を運営している千葉ポートサービス株式会社の船です。
千葉中央ふ頭（千葉市）を約４０分で遊覧する『千葉港めぐり観光船』が“あるめりあ”です。旅客定員は284名です。
“マリンプラネット”の旅客定員は74名。幕張の高層ビル群、幕張メッセ、千葉マリンスタジアムなどの景色を遊覧する『幕張メッセ沖合遊覧コース』で、“あるめりあ”とともに活躍しているそうでう。
☆はつたか と ぼうそう
千葉県警察水上警察隊の警備艇です。警備艇は4隻あり、大型艇の“ぼうそう”、中型艇の“いぬぼう”、小型艇の“まき”と“はつたか”です。
水上警察隊は、警察用船舶(警備艇)により、石油基地やコンビナート、火力発電所等の重要施設が集中している千葉港、木更津港を中心として警戒警ら活動を 行っているほか、薬物・銃器等の密輸事案や集団密航事案等の水際犯罪対策のために外国船舶に対する訪船活動も実施しています。（千葉県警察ホームページから）
水上警察隊は、この千葉県警察の他に、三重県警察、兵庫県警察、和歌山県警察、香川県警察、宮崎県警察、福島県警察にも設置されているそうです。
○はつたか
配属年月日 昭和63年2月29日
全長 7.95メートル 総トン数 4.80トン
最大搭載人員 9名 巡航速力 24.4ノット（45.2km/h）
○ぼうそう
配属年月日 平成14年2月1日
全長 23.98メートル 総トン数 41.00トン
最大搭載人員 24名 巡航速力 36ノット（66.7km/h）
“ぼうそう”には水上バイクとゴムボートが搭載されているらしいのですが、正面の黒いものがゴムボートでしょうか。。。
☆ぼうそう と まき
○まき
配属年月日 昭和63年12月24日
全長 7.95メートル 総トン数 4.80トン
最大搭載人員 9名 巡航速力 24.4ノット（45.2km/h）
☆きよすみ
水質調査船“きよすみ”です。
水濁法（水質汚濁防止法）の規定に基づき、千葉県では公共用水域と地下水の水質状況を監視しています。
☆はやぶさ と まつかぜ
手前の船名は“はやぶさ”と表記してあるように見えます。“はやぶさ”で検索すると、海上自衛隊の“はやぶさ型ミサイル艇”が結果に示されるのですが、この船はそれとは違いますね。なんの船艇でしょうか。。。救助作業艇？？？
☆ふさひかり と あわかぜ
海上保安庁の“ふさひかり”は、灯浮標などの整備点検を行う小型の灯台見回り船です。
“あわかぜ”は海上保安庁の20メートル型巡視艇です。
総トン数 19トン 全長 20.0m 全幅 4.3m 最大搭載人員 9名 巡航速力 30ノット（55.6km/h）
☆あわかぜ と そでかぜ
“そでかぜ”も海上保安庁の20メートル型巡視艇です。船舶のカラーリングがグレーツートンではないのですね。ブルーがアクセントになっています。
船名は千葉県袖ヶ浦市からきているそうです。
☆そでかぜ
☆まつかぜ
“まつかぜ”については過去のブログで記しましたので、参考に転載します。
“まつかぜ”は、多様化した社会情勢に対応するための高速多機能型消防艇として平成16年（2,004年）3月に誕生した2代目です。ちなみに初代“まつかぜ”の勇姿はこちらです。2代目ともなるとデザインも洗練されています。
全長×全幅×深さ 31m×7m×3.5m、総トン数 100 トン、航海速力（常備、95％出力） １8.7 ノット（約35km/h）、主要消防装備は、放水砲15,000l/min×2、5,000l/min×2、伸縮放水砲7,000l/m×1 （海面上20m 対応能力）です。
また、様々な災害に対応するために次のようなシステム、機能を装備しています。
・指揮作戦室（大画面高精細表示装置装備）・大規模災害時等用関係機関連絡通信装置・沿海航行用通信装置・赤外線監視装置・ヘリコプター映像受信装置・電 子海図表示システム・多目的クレーン・専用コンテナ×4 セット（流出油対策、大規模災害時陸上支援、救急救助対策、予備）・高度救命処置室兼活動準備室・ヘリコプターとのホイストスペース・ジェット推進型救助 用小型艇×2・海面自動昇降式救助ラダー・海底探知ソナー
港湾の警備、保安にあたる大小の船舶群ですが、こうやって見てみると一つ一つに粋な呼称が付けられています。それぞれに課せられた役割を担っていて、日常定期的あるいは非常時に活躍しているのですね。
警備艇など興味がある方は、ATLAS WEBさんを是非ご覧になってください。実際に水上を疾走する姿はやっぱり格好いいですね。
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