起動不能は突然に/備えあれば憂いなし

それは突然やってきました。。。

会社から帰ってきていつものようにPC(MacPro2008)の電源を入れました。立ち上がった画面を見ると、いつものWindows7と違います。

実は、BootCampでWindows7のマルチブートを設定しています。それぞれを“ぶーと①”、“ぶーと②”としましょう。通常は“ぶーと①”が立ち上がるのですが、画面は“ぶーと②”だったのです。

「誰か設定を変えたか・・・!?」。。。そんなことは有り得ない。PC起動時はパスワードを設定してありますし、それより昨夜PCを終了してから今まで誰も触っていないはず(長男はまだ帰っていないし)。

「とりあえずBootCampコントロールパネルで“ぶーと①”に設定し直して再起動しよう」と前向きに…「無い! ない! ナイ!?」。。。無いのです。“ぶーと①”がいつものところに無いのです!(本来は下の青い枠のところにあります)

スタートメニューのコンピューターのところにも出てきません。認識されていないということなんです、愛しの“ぶーと①”が。。。

パニクりそうになるのを必死に抑えながら考えました。念のためもう一度調べました。コントロールパネルの管理ツールの“ハードディスク パーティションの作成とフォーマット”、次にデバイスマネージャーの“ディスクドライブ”。。。撃沈しました。

認めたくない…現実逃避したい…しばらく呆然としていました。“ぶーと①”も“ぶーと②”も独立したハードディスクで、メインは“ぶーと①”でした。

幽体離脱した魂を呼び戻して考えました。「バックアップだ、バックアップ。。。バックアップしてたっけ?」。自問自答しながら冷静に記憶を辿りました。

してました。全てではありませんが。vistaからwin7にアップグレードしたときに、念のため“Windows転送ツール”を使って、150GBの古い外付けハードディスクに何かをバックアップしました。“電子メール“と“ダウンロード”、最低これらさえバックアップしてあれば救われます。“ダウンロード”にはオンラインで購入したソフト類が入っていて、電子メールには“プロダクトキー”などを保管していたからです。

結論から言うと、“電子メール“と“ダウンロード”も転送してあったことがわかりました。無事でよかった“ぶーと②”を起動して、外付けハードディスクをつないで確認しました。

ひとまず絶望の淵から這い上がれました。「とりあえず寝よう。明日は帰りにハードディスクを買って帰ろう。。。」。時計の針は未明の4時を指していました。

翌日買って来ました。日立製のハードディスク“DECKSTAR”1TB,7200rpm,32MBキャッシュ 税込7,970円。それと 外付け用ハードディスクケース税込2,470円。しめて10,440円なり~。。。痛い出費です。

なぜ外付けケースなのか?。。。まだあきらめきれていなかったのです、“ぶーと①”の往生を。でもよく考えれば、外付けUSB接続したからといって認識する訳ありませんね。それでも未練が残ります。中にはデジカメのデータが取り残されています。「助けてくれ~」という声が私には聞こえてくるんです。。。

そんな訳で、それから てんやわんや で新生“ぶーと①”を創りなおしました。
Windows7は、“ぶーと②”の環境下で“DECKSTAR”に新規インストールしました。アップグレード版のWin7でしたが、まっさらの増設ハードディスクに直接新規インストールできるんですね。

さて皆さん、このやり方で創った新生“ぶーと①”は、BootCampとしては認識しませんので要注意です。上の“BootCampコントロールパネル”の画像と同じです。“BootCampコントロールパネル”には起動ディスクの選択肢として現れません。

Windows7を立ち上げた状態で創ったディスクだからです。BootCampソフトウェア(バージョン3.2)を入れても状況は変わりません。BootCampソフトウェアは、あくまでもデバイス類やチップセット用のドライバなどです。

“BootCampコントロールパネル”で起動ディスクとして認識させたいのであれば、MacOSを立ち上げて“Boot Campアシスタント”を使ってWindowsOSをインストールしなければなりません。

“BootCampコントロールパネル”で認識しないディスクを、どうやって起動ディスク(起動オペレーティングシステム)に指定するか。。。いたって簡単です。起動ディスクが複数ある場合(マルチブートの場合)は、PC電源投入後しばらくすると“windowsブートマネージャー”が立ち上がるので、そこで切り替えることができます(下の画像参照)。詳しくは“MB-Support(パソコン初心者のサポートページ)”さんを見ていただければわかり易いかと思います。

最後になりますが、「“windows転送ツール”を使って電子メールだけを復活させたい」場合にどうすればよいか?私も疑問を解消するためにネット上で検索しましたが、同じ悩みをもたれている方が過去にいらっしゃったようです。

“windows転送ツール”でデータを復活させる時には、下のような選択場面がでてきます。しかし、これらの項目の中、詳細設定の中も含めて“電子メール”の項目はどこにもありません。アドレス帳の項目はあるのに。。。

消去法で調べた結果、“Windows設定”の中に格納されているようです。したがって電子メールを復活させたいときは、ここにチェックを入れます。コントロールパネルなどの設定も復活してしまいますが。

買ってしまった外付けハードディスク用ケースには、バックアップ専用のハードディスクを新調して入れるつもりです。備えあれば憂いなし。。。万一このハードディスクが同時に逝ったらどうしようか。。。バックアップ用のバックアップ用のバックアップ用の・・・・・・・・・・

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最近のコメント

  1. こんにちは。お便りたいへんありがとうございます!!! 水谷さんのコメントでおよそ10年前の記憶が蘇ってきました。あのときの岐阜城からの眺めは格別でした。 昭和26年の写真はとても貴重な画ですね。非常事態宣言も解除されたようですので、暑さにお気をつけて是非楽しんでいらしてくださいませ。

    • RiKKiE
    • 2020-05-14
  2. 岐阜城の記事を興味深く読みました。写真が明確で、内容が良く分かります。信長や秀吉の歴史的痕跡が多くあるのには驚愕です。岐阜城の天守閣からの眺望は、はるかかなたまで眺望でき、戦国時代ここから恐らく信長も天下統一を志したのでしょう。今度、女神像を観に行きたいと計画しています。数年前、この前で撮った写真が見つかりました。昭和26年頃撮ったもので、この写真を持って行きたいと思います。じっくり今昔の相違を確認したいと思います。

    • 水谷 成美
    • 2020-05-14
  3. お便り有難うございます。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 実を申しますと半年ほど前にHD660Sを購入しました。ある理由でHD650を分解したときにリード線を断ち切ってしまいまして。 銘機HD650の音質を本当に上回るのか疑心暗鬼でしたが、クラシック音楽の心地よい自然な高音の再現性は◎でした。 おっしゃるとおりアンプの選定には予算との兼ね合いで悩みました。いまでは、電源やケーブル類のアクセサリーも導入して、自分好みの音質になんとか仕上げることができました。 ヘッドホンによる音楽リスニングは、再生音質の良し悪しが一聴瞭然?なのでいろいろ試行錯誤しましたが、最近はもっぱら音楽鑑賞を楽しんでおります(^_^)。

    • RiKKiE
    • 2019-06-04
  4. 小生も万能機HD598を最初に買ってオールマイティ機によくある「どのジャンルもそこそこな性能」に 我慢できず3ヶ月でHD650に買い替えしました。 インピーダンスが300Ωと高いのでHPAを選びますねぇ~。Audio・gdのC2cという中華製H PAが相性よく、手放せません。

    • 杉ちゃん
    • 2019-05-29
  5. NHK交響楽団はあまり聴かないのですが、ドゥダメル氏の招聘が叶えばいいですね。篠崎史紀さんの演奏は聴いたことがありません。ごめんなさい。

    • RiKKiE
    • 2018-09-16
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