復活 / 交響曲の醍醐味

Gustav Mahler(グスタフ・マーラー)を得意とするZubin Mehta(ズービン・メータ)をどうしても聴きたくなって買ってしまいました。交響曲第2番“復活”と第5番が収録されており、どうせ買うならとSHM-CDにしました。

第2番は1,994年メータ58歳のときの録音でイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と、第5番は1,989年53歳のときの録音でニューヨーク・フィルハーモニックとの録音です。メータはインド出身の指揮者で、現在74歳になります。

日付が変わってしまったので昨日の話になりますが、まず第2番を鑑賞しました。それにしても第5楽章は何度聴いても壮大です。思わずスペクタル巨編のクライマックスを瞑想してしまいました。

第5楽章の合唱は、歌詞を見る限り鎮魂歌ではなく、“肉体が滅びようとも、魂は死せず”がテーマの葬礼歌なんですね。マーラー自身に輪廻転生の思想があったとされる説もあります。

「そのかちえた翼をひろげて・・・わたしは舞いあがろう。よみがえるために、私は死ぬのだ!よみがえるだろう、わが心よ、ただちにお前はよみがえるだろう!お前の心の鼓動は、神のもとにお前を運んで行くのだろう!」

歌詞そのものの力強さやその曲調とは印象が異なりますが、かの有名な“千の風になって”と相通じるものを感じます。


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最近のコメント

  1. こんにちは。お便りたいへんありがとうございます!!! 水谷さんのコメントでおよそ10年前の記憶が蘇ってきました。あのときの岐阜城からの眺めは格別でした。 昭和26年の写真はとても貴重な画ですね。非常事態宣言も解除されたようですので、暑さにお気をつけて是非楽しんでいらしてくださいませ。

    • RiKKiE
    • 2020-05-14
  2. 岐阜城の記事を興味深く読みました。写真が明確で、内容が良く分かります。信長や秀吉の歴史的痕跡が多くあるのには驚愕です。岐阜城の天守閣からの眺望は、はるかかなたまで眺望でき、戦国時代ここから恐らく信長も天下統一を志したのでしょう。今度、女神像を観に行きたいと計画しています。数年前、この前で撮った写真が見つかりました。昭和26年頃撮ったもので、この写真を持って行きたいと思います。じっくり今昔の相違を確認したいと思います。

    • 水谷 成美
    • 2020-05-14
  3. お便り有難うございます。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 実を申しますと半年ほど前にHD660Sを購入しました。ある理由でHD650を分解したときにリード線を断ち切ってしまいまして。 銘機HD650の音質を本当に上回るのか疑心暗鬼でしたが、クラシック音楽の心地よい自然な高音の再現性は◎でした。 おっしゃるとおりアンプの選定には予算との兼ね合いで悩みました。いまでは、電源やケーブル類のアクセサリーも導入して、自分好みの音質になんとか仕上げることができました。 ヘッドホンによる音楽リスニングは、再生音質の良し悪しが一聴瞭然?なのでいろいろ試行錯誤しましたが、最近はもっぱら音楽鑑賞を楽しんでおります(^_^)。

    • RiKKiE
    • 2019-06-04
  4. 小生も万能機HD598を最初に買ってオールマイティ機によくある「どのジャンルもそこそこな性能」に 我慢できず3ヶ月でHD650に買い替えしました。 インピーダンスが300Ωと高いのでHPAを選びますねぇ~。Audio・gdのC2cという中華製H PAが相性よく、手放せません。

    • 杉ちゃん
    • 2019-05-29
  5. NHK交響楽団はあまり聴かないのですが、ドゥダメル氏の招聘が叶えばいいですね。篠崎史紀さんの演奏は聴いたことがありません。ごめんなさい。

    • RiKKiE
    • 2018-09-16
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